村田文福老舗
手作りだから多くをつくれない、それがうちのやり方。
400余年、お殿様の愛したお菓子は昔と変わらない味です。
村田文福老舗 / 村田 耕一
⚊⚊お店の創業はいつでしょうか?村田:1624年、寛永元年です。大洲藩の御用菓子としていただいてから今に至るまで多くの皆様に愛されています。私で14代目になります。
⚊⚊ええモンセレクションに登録されている「月窓餅(げっそうもち)」について教えてください。村田:この商品名ですが、実はお殿様の名前なんです。加藤家2代藩主の 加藤泰興公が大好物で、3代藩主泰恒公が先代の号である「月窓」から名付けたと言われています。「月窓餅」で使っている青大豆とわらび粉はもともと大洲で調達できていたと聞いています。青大豆は平成の半ばまで大洲の菅田地区で採れていたんですが、水害以降作られなくなってしまって。製法は創業当初から変わらないです。変わったのは燃料が炭からガスになったくらい。(笑) 包装も1個1個手作業です、機械の導入も検討したんですが、商品の柔らかさ、昔からの包み方がどうしても機械では再現できないんです。
⚊⚊「月窓餅(げっそうもち)」のこだわりや、皆さんに知ってもらいたいことってなんでしょう?村田:材料選びから何から全てにこだわっているといえばこだわっているんだけど、大量生産できない、機械でつくれない、それに尽きるかな。
⚊⚊おすすめの食べ方があれば教えてください。村田:抹茶との組み合わせが最高です。でもいつも抹茶は難しいので煎茶でも烏龍茶でも。(笑) どんなお茶とでも合いますよ。(笑)
⚊⚊今後もっとええモンにするために、商品や会社をどうしていきたいか、どんなお考えや夢がありますか?村田:現状維持!!この味を守り抜くことが何よりええモンをつくっていける。先代からは「お店が大きくなりすぎると品質も落ちてしまうし、継続できない」ということをずっと言われてきた。なのでそのことを愚直に徹底して、江戸時代から続くこの味を未来へ継承していきたいですね。
⚊⚊最後に村田さんの趣味を教えてください。村田:今は無いかな。昔はスキーやバスケットもしていたんだけどね。今は孫と遊ぶくらいかな。
※ 上記の記事内容は、令和3年にインタビューしたものです。
大洲市公式YouTubeチャンネル
伝統の和菓子
~創業1624年から旧大洲藩公の御用菓子司が代々受け継ぐ銘菓~
大洲藩第2 代藩主加藤泰興公の大好物であり、第3代藩主泰恒公が泰興公の号「月窓」から「月窓餅」と名付けたと言われています。
国産高級素材のみを使い、小豆こし餡を純国産わらび餅で包み、青大豆きな粉をまぶした、やわらかく口の中でとろけるきめ細かい口ざわりが 特長の和菓子です。
ここがええモン!ポイント☝
【参考小売価格(税込)】270円/パック(2個入)
【供給可能期間】通年
【賞味・消費期限】8日 ※ 夏季6月~8月(5日間)、冬季12月~2月(12日間)
【主な取扱小売店】直営店(本町本店・如法寺工場店)、オズメッセ、まちの駅あさもや、産直市「愛たい菜」、ショッパーズ大洲店、ウエストリバーにし川、伊予大洲駅観光案内所、JR 四国キヨスク(八幡浜駅)、産直市「アゴラマルシェ」(八幡浜市)、いよてつ髙島屋、六本木ヒルズB1 菓子の記録帖(東京)
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