大洲市森林組合
清流肱川の霧の恩恵を受けなければできない商品。
生産者の方々の手間と努力の結晶を多くの人へお届けしたい!
大洲市森林組合 / 高岡 雄一郎
⚊⚊組合について教えてください。高岡:大洲市内には「しいたけ」の生産者の方が多くいらっしゃるんですが、その方たちは10月下旬から11月上旬に原木を伐採し、その1ヶ月から1か月半後に玉切り、1月から3月に植菌を行い、その後梅雨までに、2年前に植菌したホダ木を森林内に移動させます。植菌をしてから2年経ったホダ木から、10月下旬から3月下旬まで「しいたけ」を収穫し、機械で24から30時間乾燥させて商品にしています。森林組合では、生産者の方が乾燥させたその「乾しいたけ」を受け取り、規格ごとに選別をして市場に出荷しているんです。
⚊⚊原木栽培ってどのようなものなんでしょうか?高岡:自然界で「しいたけ」が生えるのと同じようなやり方で栽培する方法です。クヌギやコナラの樹木を伐採して作った原木に、「しいたけ菌」を植えて森林内に伏せ込むんです。「しいたけの木」があるわけではないです(笑)。
⚊⚊大洲産の「原木乾しいたけ」って、どんな特徴なんでしょう?高岡:ここ大洲は県下で最大流量の肱川流域なので、秋から冬にかけて霧がよく発生しますよね。これが「原木しいたけ」にとって適度な水分が得られ、「しいたけ」が育ちやすい環境になっているんです。そうは言っても、どうしても天候に左右されるのでハウス栽培の菌床栽培よりも難しいんですが、生産者は品質の良い「しいたけ」を育てるために手間と努力を惜しまず、丹精こめて栽培しています。品質的にはなめらかで艶があって香り、歯ざわり、歯切れがよく、身がしまったものができるんです。栄養的にも、ビタミン、ミネラル、食物繊維がたっぷり含まれており、低カロリーでヘルシーな自然健康食品ですよ。自然栽培なんで無農薬・無肥料ですしね。
⚊⚊どうやって食べるのが一番美味しいですか?高岡:水戻して鍋にしても、焼いても美味しいですし、肉厚の「乾しいたけ」は、水につけて冷蔵庫で12~24時間しっかり水戻してもらい、焼いてステーキにしても美味しいですよ。
⚊⚊もっと「ええモン」にするために考えていること、夢は何かありますか?高岡:「乾しいたけ」を若い人に食べてもらいたいですね。水戻しして、焼いても食べられるし、出汁も取れるし、冷凍保存もでき、栄養価の高いものだということを知ってもらいたいです。最近では「乾燥しいたけ」をパウダーにしたものを作っており、若い人にも手に取りやすい商品開発も行っています。
⚊⚊パウダー状の商品はどんな使い方がありますか?高岡:お味噌汁、お好み焼き、各種煮込み料理に最適ですし、蒸しパンやケーキ、クッキーなどの生地に混ぜ込むというのもありです。「しいたけ」が苦手な方、お子様にも好評なので、ぜひ試してみてください!
⚊⚊そんな使い方があるんですね、最後に高岡さんの趣味を教えてください。高岡:硬式テニスです。今はコロナで施設が閉まっていてできていませんが、早く収束して、また今まで通り楽しみたいです(笑)
※ 上記の記事内容は、令和3年にインタビューしたものです。
大洲市公式YouTubeチャンネル
野の幸・山の幸
~旨味と香りが凝縮された原木乾しいたけ~
一級河川「肱川」に流れ込む支流域の山里で、恵まれた気象条件と栽培環境のもとで生産者が丹精こめてひとつひとつ袋掛けして栽培した原木椎茸を丁寧に乾燥しています。
旨味の凝縮された乾しいたけを厳格な基準で規格ごとに選別し皆様にお届けします。
ここがええモン!ポイント☝
【参考小売価格(税込)】進物用1,875円(100g)~ ※ご要望に応じてご用意いたします。
【供給可能期間】通年
【賞味・消費期限】1年
【主な取扱小売店】まちの駅あさもや、道の駅「清流の里ひじかわ」、大洲市森林組合(各支所)
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